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気分変調症とは
気分変調症とは、慢性で軽症の経過をたどるうつ病のことをいい、気分変調性障害ともよばれます。
会社を休むほどではないが、なんとなく気分がすぐれない。休日は楽しいことをする気になれず家でゴロゴロと時間をすごしている。こんな症状が何年も前からつづいているなあと感じる方は気分変調症かもしれません。
軽症で慢性の経過をたどるうつ病は、従来の診断では抑うつ神経症、神経症性抑うつ、心因性うつ病などとよばれ、神経症カテゴリーに分類されていました。診断基準には、抑うつ気分、食欲減退、不眠または過眠、気力の低下または疲労、集中力低下または決断困難というふうにうつ病の症状と重複してみられます。診断には症状の数よりもむしろ症状の持続期間に重点がおかれるため、いつ頃からその症状が出始めて続いているのかが重要になってきます。
気分変調性症は一般人口の3~4%にみられるありふれた疾患でありながら、症状が軽症なため症状が見過ごされやすく適切な治療から漏れてしまうケースが多々みうけられます。
早期発見、早期治療が非常に大切で、放っておくとうつ病が併発してくる可能性も潜んでいます。気分や身体の不調が続くときはどんな些細なお悩みでも一度ご相談ください。
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